不動産投資の実情を知る
有効なイベント!
賃貸経営の光と影がわかる2011年7月12日・13日、東京ビッグサイトで開催された「賃貸住宅フェア2011 in 東京」に行ってきました。
昨今の賃貸住宅事情や不動産事情を知るために足を運び、多数のセミナーに参加しました。
この2日間を通して、
「不動産投資も意外と間口が広く、選択方法が多岐にわたっている」
と実感できたことが大きかったです。
イベント全体としては「リフォーム・リノベーション」や「空室対策」が多く、目新しいところでは「エコ」「太陽光発電」「放射線除去機能」等の勢いがあったことでしょうか。
全国的に空室率が高くなってきているためか、苦慮している大家・管理会社が多いと感じられました。
また、入居者募集の際、インターネット検索での割合が高くなっているため、ネット対策も最重要課題で、そのためのITソリューション事業も目立っていました。
賃貸住宅系のイベントで、ソーシャルメディアの重要性や社内データベースの活用法など、システムの話を聞くことになるとは思わなかったですね。
しかし、不動産業界は他の業界と比較してIT投資額が少なく、情報分析を十分活用できる環境には至っていないということも新たな発見でした。
たくさん聞いたセミナーの中で、今回は2セミナーをピックアップします。
●「家主の会が語るこれからの賃貸経営」家主(=オーナー)の自主的コミュニティーのリーダーが集まり、これからの賃貸経営についてのトークセッションでした。
オーナーは孤独な存在なので、会を作って相互支援していることがコミュニティーのメリットとのことでした。
コミュニティーの活動によって、賃貸を「経営」という視点で見ることができるようになる点など、目に見える「無形の資産」が身に付くそうです。
この会の情報交換は、本や雑誌では得られない本当に役に立つ生の情報があり、メンバーが知恵を出し合って助け合っている姿が印象的でした。
大家受難の時代だからこそ、大家コミュニティーが必要なのだと感じました。
●「賃貸アパート・マンションを少しでも高く売る方法」このセミナーの内容は、出口戦略として、少しでも高く物件を売る方法についてでした。
なかなか興味深い内容でした。
というのは、物件を購入して賃貸運営をしていくことについては、世の中にたくさんの情報が出ていますが、賃貸運営を止める最後の時点で、実際に物件を売ることの難しさについてはあまり情報が出ていないからです。
賃貸物件の売り時は、2012年3月までがベスト・タイミングと説明していました。
その理由は、2009年12月「中小企業金融円滑法」の施行にともない、物件の供給が激減しており、来年になると法の終了後、一気に不良債権が出て、価格下落が想定されるからだそうです。
賃貸物件の売買は特殊な分野であるため、経験豊富な信頼できるところで、自分の事情に合った良い条件で売却することが肝心である、と解説されていました。
その他、競売物件の講演も楽しめました。
競売物件はそのほとんどが不動産会社の入札だそうですが、1年に何回か個人投資家がよい物件を手に入れられる方法もあるらしい…です。
イチローでも年に1、2回はエラーをする。そこを狙うのが個人投資家の入札のツボらしい…。
いやはや、イチローのエラーを予測するのは難しそうです…。
今後の賃貸管理は物件力、入居者へのサービス付加価値など、さまざまな施策が一層必要で、それによって差別化されていくことになりそうです。
時代の変化や社会の流行に合わせて、賃貸経営も柔軟な対応が必要だな…と感じました。
それにしても、大家の受難時代は続きそうですね。
2日間を通して印象的だったのは、
立場の強さが
入居者>仲介会社>大家
の順番になっており、
「一番立場が弱くなってきているのが大家」
というとこでした。
なので、先般の賃貸契約更新料訴訟〜最高裁判決「有効」は、大家にとってホッと一息な判決だったのではないでしょうか。
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日時:2011年7月12日(火)、13日(水) 10:00〜17:00
場所:東京都江東区有明3-21-1
東京ビッグサイト 西ホール
参加費:無料(会場受付での登録が必要)